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青春の光と影

学生のときに見た映画である。しかしその内容の記憶がほとんどない。ネットなどで探してみたが、不思議なことに情報がない。ほとんどが、「ジョニ・ミッチェル」等の音楽情報ばかりである。
なぜだろう、当時・・・1969年か70年、学生の間ではかなり話題となった映画のはずであるのに。ビデオにもDVDにもなってない模様。
確かにストーリーの記憶がほとんどないのは、この映画がそれほど印象あるものでなく、リセールヴァリューがないことの証拠かとは思うが、其れも癪なので一生懸命思い出してみた。

イギリス、若者、モッズヘアー、ヴェスパ、グループの対立、セミロングコート、陰鬱・・・・(なぜか不思議だが、「ジェームス・ディーン」の「理由なき反抗」とイメージだけがダブッてしまった。)・・・依然としてストーリーの記憶がなく、ごく断片しか出てこない。今見ることが出来たらどのような感じを抱くか。DVDになることを熱望したい映画である。
「BOTH SIDES NOW」・・・「光と影」・・・「やっとわかった・・・物事の両面」?が原題で、邦題の「青春の光と影」は、映画の題名の訳としては大変に目面しくとても優れた・・・名訳である。
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映画は陽の目をいまだ見ないが、音楽はとっくに一人歩きしていて、オリジナルのジョニ・ミッチェル、ジュディ・コリンズ、フランク・シナトラ、ドリス・デイ、クローディンヌ・ロンジェ他にも沢山の人が歌っている。名曲といっていいだろう。

詩の内容は以下のようであるが、シュールレアリズムの詩のようでとても難解だ。
Bows and flows of angel hair
流れる天使の髪
And ice cream castles in the air
漂うアイスクリームの城
And feather canyons everywhere
あたり一面のやわらかなデコボコ
I've looked at clouds that way
そういうものが雲だと思っていた

But now they only block the sun
今や 雲は太陽の光をを遮り
They rain and snow on everyone
そのようにして雲は雨や雪を降らす
So many things I would have done
これまで もっとたくさんのことができたはずなのに
But clouds got in my way
雲に邪魔されて何もできなかった

I've looked at clouds from both sides now
今わたしは 雲をどちら側からも見ることができるようになった
From up and down and still somehow
どこからでも
It's cloud illusions I recall
所詮雲は ただの幻影
I really don't know clouds at all
結局 雲のことなんか本当に分からない・・・・・・

アイルランドのグループ・・・あの「エンヤ」もいたという「クラナド」の美しいハーモニーで聴いてみた。「ジュディ・コリンズ」の美声も、あえてセルフカバーした「ジョニ・ミッチェル」も忘れがたい。

by noanoa1970 | 2005-08-13 08:57 | JAZZ・ROCK・FORK | Comments(2)

Commented by さいよ at 2006-01-08 10:32 x
初めまして、鹿児島在住のさいよと申します。お書きになっていた映画ですが、タイトルは「さらば青春の光」ではないでしょうか。DVD、廉価で出ていますよ。未見ですが、ザ・フーの「四重人格」をベースにした映画だと聞いています。
Commented by noanoa1970 at 2006-01-09 12:28
さいよ さん コメント有難うございます。「さらば青春の光」とのご指摘ですが、どうも小生の思い違いなのか「青春の光と影」という映画は1970年ごろ確かにあったように思うのですが、その中身はご指摘の「モッズ」が出てくる「さらば青春の光」といつの間にか混同してしまっていたらしいです。どちらも懐かしい映画なので、ご教示いただいたDVD入手してみます。藍が問うございました。