今朝は室内楽

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暫く聴いてなかった音盤を積極的に聴いているこのごろだが、本日はモーツァルトの室内楽を聴くことにした。

モーツァルトの室内楽でも有名なクラ5などは時々聴く事があるが、今朝は殆ど聴く事がなかった演奏によるものをチョイスした。

CDジャケットは、中身の演奏に比べ、余りセンスがあるとはいえない。
今まで積極的に手が伸びなかったのは、演奏の質を、このジャケットが連想させるせいかもしれない。

アカデミー室内アンサンブルによる演奏で、この室内楽団はネヴィルマリナー率いるアカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields)からのピックアップメンバーによるもの。

室内楽の世界で、これといった評価が確定していないようで、余り知られてない室内合奏団のようである。
と言うより、小生がそう思っているだけのことかもしれないが。

本日チョイスした理由は、この演奏が聴きたかったわけでなく、ただ単に今まで殆ど聴かなかったからである。

そんなことで余り期待はせずに、早朝のBGM風に聴ければよいなどと、安易に考えていたのだった。

しかし、この演奏が実に良いのに驚いて、BGM的に聴くのをやめ、暫く聴き入ってしまう事となった。

これとのいって大きな特徴はないようだが、メンバーそれぞれの個人技は相当優れているとお見受けするし、レガートの巧みなアンサンブルは、優雅な雰囲気で、しかもアインザッツがてもよく合っていて、録音が貢献したのかもしれないが、響きがとても美しいから、非常に上手い演奏に聴こえる。
ハーモニーの美しさが、室内合奏の真骨頂とすれば、この合奏団の評価はもっとあってしかるべきだと思う。

メンバー構成を見ても、全く知らない人ばかり、曲目とメンバーは以下のとおり
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しかしソロのクラリネット、ホルン、オーボエすべてがよく歌う、レガート気味の表現力は、期待してなかっただけに、思わぬものを発見出来、うれしい結果になった。
放置していた音盤の中に、以外にもこのような素晴らしい演奏があることを、思い知ることとなった。

ジャケットのまずさはさておき、おそらくソロのメンバーを全く認知していなかったことで、他の音盤ばかり聴いて来たのだと思うが、見捨てきた音盤を聴きなおして良かったと思うことが最近多いのも、いかにネームヴァリューによる先入観が邪魔してきたかを物語るものだ。

同じ室内アンサンブルのモーツァルトのディベルトメント集は、たまに聴く事があったが、この音盤は2回か3回聴いただけに終わっていたから、全く演奏内容の記憶が無かったが、今回聴いてそれぞれの品目が、名だたる有名演奏の録音に決して引けをとらない質の高い演奏であることが分かった。

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by noanoa1970 | 2011-10-13 09:44 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)

Commented by Abend at 2011-10-13 23:26 x
sawyer様、こんばんは。
何か、ハイドンの『時計』の手抜きジャケットという感じですね。
そのCDは未聴ですので、演奏についていう資格はないのですが、ASMFの公式HPを見て、さすがに32年前の録音時のメンバーはもういないだろうと思いきや、ホルンのティモシー・ブラウンは現在も首席ホルン奏者で驚きました。マリナーの息子で、現在もロンドンSOの首席クラリネット奏者であるアンドリュー・マリナーも、以前はASMFの首席奏者を兼ねていました。ネヴィル・マリナーは、ロンドンSOやフィルハーモニアOのヴァイオリン奏者からASMFを立ち上げた人ですね。ヴァイオリン出身だけあって、弦楽合奏のエキスパートですが、ベートーヴェンの交響曲全集が復活して欲しいものです。1・2・9番のCDは持っていますが、どれも素晴らしい演奏です。

Commented by noanoa1970 at 2011-10-14 02:14
Abend さまこんばんは

マリナーの経歴、他のメンバー、特にホルン奏者の情報ありがとうございます。
マリナーがバイオリン奏者だったこと知りませんでした。彼のオケが弦が上手なのは関係あるかもしれませんね。
このメンバーによる四重奏h、実に絶品で、ノーブルな香りさえするようです。
室内楽奏者は、昔の百万ドルトリオのようにヴィルトオーゾたちをい寄せ集めたものと、長年メンバーが変わらないアマデウス四重奏団のようなもの、そしてオケのピックアップメンバーから構成されたものがあります。いずれも一長一短ありますが、オケのピックアップメンバーによるものは、指揮者不在のためか、経験した演奏では、出来の良くないことが珍しいくないようですが、この室内楽団は、いずれの演奏においても、長年連れそってきて、酸いも甘いもすべて分かっている状態のユニットのように、息が合っていたのには驚きました。練習だけでは出来ないような高レベルな演奏です。本家ASMF自体多くを聴いていませんで、マリナーもレスピーギ演奏で見直したぐらいの人間ですから、今後積極的に聞いてみたく思っています。