7人の歌姫

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-このところやや古い歌い手の、ジャズヴォーカルばかリ聞いていたので、小生所有のもので、比較的新しいものはなにか無いかと考えて、心当たりを捜した。

このレコードは、ジャケットの良さと、「7人の歌姫」遠いうキャッチフレーズが気に入って購入したもの。

しかし知っている歌い手は、アン・バートン、シャリー・ホーン、サンドラ・キングの3人だけで、しかもサンドラ・キングは、名前を知っているだけ。

したがって7人中5人の歌い手は、名前も彼女たちの歌も聞いいたことがなく、アルバート・ヴァン・ダムというオランダ人の作品を歌ったものだがで、もちろん彼の名前も作品も聴いたことがなかった。

「はずれ」でもいいと思って購入したが、意に反しかなり良い出来のアルバムで有ることがわかった。

ジャケットセンスの良いレコードは、たいてい中身も良いという、音楽愛好家の都市伝説は、かなりの信憑性を持つことの1つの例である。

イギリス、アメリカ、ベルギー、フランス、オランダの歌姫が、オールマイティなヴァイオリン奏者「ステファン・グラッペリ」他のバックで、それぞれ味のある声を聴かせてくれた。

収録されているヴァン・ダムの作品が、今後ジャズヴォーカルのスタンダードになり得るかについては、少し疑問があり、古のスタンダードのような作品群が多く、その点が気になったところだが、こういうヴォーカルは、聞いていて心が静まるようで、心地が大変良いから、静かな夜ウイスキーを片手に聞くのが良いかもしれない。

7人それぞれの歌いまわしや声の質、そしてこぶし等の洒落たエッセンスを嗅ぎ分ける愉しみもある。

TVでは小娘が、発声訓練も音楽の基礎も知らないまま、分けのわからない歌を集団で歌うのが流行っていてCMにもなっているから、否応なしに耳に飛び込んでくる。

そんな耳に良くない邪悪な音を、追い払う意味でも、こういう大人のジャズヴォーカルをジックリ聞く価値がある。

昼間に毒された耳は、すべて洗い流し、消毒することが必要、それには、こういう大人のジャズヴォーカルが良い特効薬でありワクチンなのだ。

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by noanoa1970 | 2011-09-06 17:23 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)