フュージョンを少しだけ

棚の一番上に収納したレコードが、取り出し難くて仕方が無い。

聞きたいと思うものを探すのに、レコードの場合は、普通でも労力がいるが、背伸びしても届かない棚の上にあっては、踏み台の世話にならなければいけないから、つい手を出しそびれてしまうことになる。

棚の1つの舛に、約100枚のレコードが収納してあるから、そこにお目当てのレコードがあると推される場合でも、探しだす労力が大変なので、なかなか探す気になれない。

これではもったいないとばかり、昨日CDとレコードを一部入れ替えた。
CDならば探す労力はレコードほどではないからだ。

入れ替えたレコードの中から、チョット聞いてみようという気になったものが数枚あった。
アートペッパー・サイドメン
パティ・オースイン・ライヴ アト ボトムライン
リターントゥフォーレヴァー「where have knouwn you before」
ウエザーリポート・「procession」「i sing the body erectric」
SONGBIRDS/albert van dam

棚のレコードは、フュージョンやジャズが多く、しかもこれまであまり聴かなかったものがほとんどであった。
何度もぃうが、CDと」比べると、レコードは、購入した時の情景が浮かんでくることがより強い。

そのことはジャケットの印象もあるが、その頃の金銭的価値を考えれば、無理をして購入したものも多かったから、無理以上のなにかの期待が、そうとうに大きかったことによる所が大きいのだと思う。

でもなかには、バーゲンセールなどで格安だったから、積極的に聴こうとは思わないものを入手した場合は、想い入れが少ないからだろう、その時の情景の記憶はハッキリしないことがある。

小生は余程のことがない限り、中古の音盤は購入しないことにしているが、中古でも、捜し物の場合は、購入時の情景ははっきりと記憶にある。

CDと来た日には、同じ物を注文することがあるぐらいだが、レコードはそんなことは絶対にない。

実に不思議なことだが、レコーディッドミュージックの相対的価値が極端に下がったことによる現象なのであろう。

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そんな思いを巡らせて、リターントゥフォーレヴァー「where have knouwn you before」とウエザーリポート・「procession」を聴いてみた。

フュージョンの良さがさっぱり分からない小生、彼らの最初期アルバムはなんとか聴けるが、続いてのものはどうも相性が良くない。

本日も片面だけで聴くのを終えてしまった。
しかし面白い発見があったので、そのことにふれておく。

結論から言うと、以前にも触れたが、「彼らは日本の民謡に作品のヒントを多分に受けている」と言うことだ。

ウエザーリポートのファーストアルバムには、「君が代」の引用と、笙のトーンを模したSAXが活躍したが、このアルバム1曲目「procession」でも、日本民謡風のメロディが使われていた。
さらに驚くべきは、リターントゥフォーレヴァー「where have knouwn you before」では、東北の民謡風のメロディが使われていて、それでやはりと確信をもった次第。

彼らチックコリア、ウエインショーターは、日本の古謡から多分な影響を受けたのではないだろうか。
そんな推理をしたくなってしまう。

まだ調べはつかないが、この推理、果たして当たっているのだろうか。

フュージョンと日本民謡の結びつき、決して否定はできない、もしそれが事実とすれば、非常に面白いことだ。

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by noanoa1970 | 2011-09-05 10:57 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)

Commented by こぶちゃん at 2011-09-05 12:29 x
私も新品/中古に限らず、探し求めてやっと見つけた盤には思い入れは相当ありますね。
もはや、日本の歌と思っている人が多い「蛍の光」もスコットランド民謡ですし、ケルト音楽に親近感を覚える人も多い。作曲家が色々な国の民謡(Traditional Music)に何らかのルーツを探るのかもしれませんね。

米国西海岸のバンド Hiroshima はフュージョンに琴を採用。当時FMでこれを聴いた時にはショックを受けた物です(笑)。

しかし、フュージョンを聴かれるとは珍しい。
フュージョンの先駆Miles Davis ”In a Silent Way”とWeather Report ”1st”にはJoe Zawinulが書いた羊飼い時代に聴いた牧歌的なメロディがふんだんに入ってます。今聴いてもスゴイ音楽です。
Commented by noanoa1970 at 2011-09-05 14:34
こぶちゃんさん
>フュージョンの先駆Miles Davis ”In a Silent Way”とWeather Report ”1st”にはJoe Zawinulが書いた羊飼い時代に聴いた牧歌的なメロディがふんだんに入ってます。

そういえば彼はオーストラリア人でしたね。
グレインジャーがそうだったように、オーストラリア人は、出自を回帰するような所が見うけられます。
グレインジャーは、あたかもアイルランド人のような作品を多く書いていますが、羊飼いの呼び声 Shepher's Hey という作品も書いています。ブリテン諸島やスカンジナビア半島の民謡は、彼の音楽の源になっているようです。Joe Zawinulも羊飼いの歌などを聞いて育ったと思われますが、そのルーツはブリテン諸島や北欧の可能性があると推察できます。
特に日本民謡とアイリッシュ&スコティシュ民謡は似ている所が多いですから、ヒョッとするかもしれませんね。
Commented by cyubaki3 at 2011-09-05 21:08 x
ウェザー・リポートのLPの帯が時代を感じさせますね。昔のソニーのLPの帯は上についてましたね。上にかぶせているので厳密には帯ではないですが。
Commented by noanoa1970 at 2011-09-05 22:14
cyubaki3さんこんばんは
帯、小生は嫌いでした。
ジャケットをビニール袋に入れるとき、入れにくいし、いずれはどこがが破れて、みっともなくなってしまうことが多かったからです。
それで帯はたいてい破って捨てていましたが、処分する際に、帯付きのほうが有利という話を聞き、もうレコード発売が終わるころにようやく帯をつけたままにすることにしました。
しかし処分などは一度もないまま現在まで来てしまっていますから、やはり帯は不必要だと思います。
上にかぶせるタイプは取り扱いが面倒で仕方ありませんでした。