懐かしのポップスオーケストラ「リカルドサントス」
ブログ仲間のHBABIさんが、フランク・チャックスフィールド管弦楽団のEbb tide「ひき潮」について書いておられたので、小生が唯一所有している「the music of cole porter」を聴いた。
今やスタンダードナンバーになっている、コールポーターのミュージカルの音楽がほとんどで、どれも耳に馴染んだものだ。1972年DECCA録音だが、リマスターのせいか、昔聞き覚えた透明感のある弦と、張りのある金管の音色が濁っている。
それで想いだしたのが、高校1年生の時、音楽好き仲間のA君、彼はオーディオ好きでもあり、ヴィクターのステレオにFMチューナーが付属されていなかったので、後付けでトリオのT-102というチューナーを、彼の手を借りて接続してもらったことがある。
そんなA君がある時、すごい録音のレコードがあるといって、持参したのが、「リカルドサントス楽団」の「お江戸日本橋」であった。
何ががすごいかというと、高域に上昇していく弦楽器のアンサンブルの音色が、今まで聴いたクラシック音楽のオケからは、到底聞こえてこないような、透明感に溢れキラキラと輝くように聴こえたから、ポピュラーの分野のオーケストラが、人をわくわくさせる、素晴らしい演奏ができることを知り、そして録音も今まで聴いたどの音盤よりも相当優れていて、家庭用のステレオからでも、それは得も言われぬ音が出てきたことだ。
友人Aが持参した音盤は17センチ盤であったが、小生はしばらくそれを借りて何度も効きなおしたものだった。
「お江戸日本橋」の記憶があるだけで、オーケストラ名などは忘れてしまっていたが、検索すると、すぐに「リカルドサントス」がひっかかり、先ほどyoutubeにあることが解った次第。
音楽とは47年ぶりの邂逅であるが、クラス対抗の軟式野球で、小生はセカンドで5番だったが、3番でピッチャーをやった頭脳明晰のA君、いまどうしているだろう。
by noanoa1970 | 2011-08-16 15:17 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)
この演奏、聴いたことがあると思います。ただ、私の場合は、それほど強い印象にはなっていませんでした。「春がきた」も記憶にあります。それも、当時よくラジオで流れていたのだと思います。
ご紹介、ありがとうございました。HABABI
お礼を言いたいのはこちらのほうで、おかげでこの曲と友人A君のことを思い出させていただきました。