ブル8に潜むドヴォルザーク

ベートーヴェンとマーラーの類似性については、先のブログで、1番「巨人」の冒頭部分と、ベト4の冒頭部分が同じ音型であること。

マラ5では、トランペットで開始される「パパパパーン」「パパパパーン」「パパパパーーン」という、俗に沿葬送行進曲とされる音型が、ベト5に顕著で他にも多く使用されている「運命の動機」から引用されたものdという事実。

まだ探せばあるとと思われる類似性があることは、明らかだ。
あらたなる発見を期待し、マーラーを聞くときの楽しみとして置くことにしよう。

昨日のブログで、ベートーヴェン→ブラームス→マーラーとしたが、引用された音型にだけ限れば、シューベルトを入れるべきだったかも知れない。

すなわと、ベト9→ザ・グレート→ブラームス1番→マーラー3番という関連となり、もっと広い見地から、シューベルトとマーラーの音楽的近似性を見透かすこともできそうだ。
しかしこれについては、まだ確証的なものがないので、今は言及できないでいる。

どうも小生は、一般的な音楽の聞き方ではなく、ベクトルの違う聞き方をしているようだが、このような耳が優先するようになっtのは、ここ20年余りのこと。

危険な面もあるが、もしや・・・と思う発見があるのが、ものすごく楽しいから、こういう聞き方もありで、そして今やそういう聞き方「も」小生の耳の1つとなっている。

しかし「も」としたのは、そんな聴き方ばかりを、しているわけではないことを、言いたかったためであることを、申し添えておかねばならない。

これはかなり前から気がついていたことなのだが、ブルックナーの8番を集中して聴いたときのことだった。
以下のブルックナー8番終楽章、4分33秒から聞いていただきたい。



第1ヴァイリンの高い音で、奏されるメロディ、ドヴィルザークの「ユーモレスク」 (変ト長調)
によく似ていませんか。
ほとんど同じ音型で8拍以上音楽が進行します。

果たしてこれは偶然なのか、それとも引用なのでしょうか。

曲の進行具合と音楽的に見れば、引用ではないように思う方が妥当なのでしょう」。

しかし何やるかわからないブルックナーのこと、、ひょっとするとこっそり引用したのかも知れません。

ドヴォルザークとブルックナー、常識的には、強い音楽的つながりがあるとは思えませんが、知られざる結びつきがあったのかも知れません。

でも、この類似、他に気がついた方はいないらしく、指摘した人は、だれもいないようです、そしてブルックナーの音楽からは、とるに足らないことなのでしょう。

でも小生は、気になって仕方が無いのです。

二人に共通することを、無理やりさがすと、「アントン」と「アントニン」。
由来は、「アントニウス」からだから、同じ名前であるということになるのだが・・・・

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by noanoa1970 | 2011-05-04 09:19 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(12)

Commented by cyubaki3 at 2011-05-04 13:19 x
>「パパパパーン」「パパパパーン」「パパパパーーン」

音価だけで考えるとメンデルスゾーンの結婚行進曲の冒頭にも似ていませんか?

私はラヴェルのピアノ協奏曲ト調の終楽章がゴジラのテーマに似ていると思います。まさかのラヴェルー>伊福部つながり。おそらく既出でしょうが。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-04 13:36
cyubaki3 さんコメントありがとうございます。>音価だけで考えるとメンデルスゾーンの結婚行進曲の冒頭にも似ていませんか?

おっしゃるとおりですね。
メンデルスゾーンが運命の動機のリズムパターンを、結婚行進曲に使ったのは、結婚=運命・・・運命にもてあそばれた 2 組の恋人たちの話だからでしょう。小生は三越のウエディングのCMで、結婚行進曲が流れ途中転調後、ベートーヴェンの運命に変化し、「私したち運命だからね」とナレーションが入るのを思い出しました。CM音楽の作者は運命(の動機)とメンデルスゾーンの関係を知っていたのかも知れません。マーラーは運命の動機を、結婚ではなく葬送行進曲とし、メンデルスゾーンをパロディ化したとも言われているようです。ラヴェルー>伊福部は、割と有名と思います、小生は自分では発見できませんでした。こう言うことを自分の耳で聞いて発見することは嬉しいことですね。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-04 13:55
追伸
小生の「運命の動機」に関するブログは、かなり多く、10件ほどありますが、先の記事に関連する代表選手を挙げさせていただきます。
http://sawyer.exblog.jp/10206568
http://sawyer.exblog.jp/881654
Commented by Abend at 2011-05-06 00:08 x
失礼いたします。
cyubaki3様のおっしゃるとおり、ラヴェルのP協終楽章は、伊福部昭の「ゴジラ メインタイトル」に似ております。ラヴェルへの敬愛ゆえと思います。
また、やはり伊福部昭の「大魔神 メインタイトル」の開始約1分後に現れる旋律は、ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲の開始後少しして現れるホルンによる旋律と似ております。

Commented by noanoa1970 at 2011-05-06 01:42
Abend さんこんばんは
伊福部はアイヌの土俗的音楽も好みだったようで、そうした音楽が持つ単純なフレーズと反復によるところを気に入っていたようで、ラヴェルにもう言ったところが見受けれますから、ラヴェルを敬愛していたことでしょう。生年月日を記入する際、わざとラヴェルの誕生日にしてしまったというエピソードがあるぐらいです。
ちなみに、中田喜直はショパン幻想曲へ短調を模倣していますし、山田耕筰本人は否定していますが、明らかにシューマン序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調を模倣しています。
赤とんぼ騒動
http://sawyer.exblog.jp/1649777/
山田耕作とシューマン http://sawyer.exblog.jp/1645756/などをブログに書いたことがあります。
Commented by cyubaki3 at 2011-05-07 00:10 x
何と大魔神ですか!少年時代の私にとって大魔神三部作はある意味ゴジラ以上のインパクトでした。こういう旋律の類似性は探せばまだまだありそうですね。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-07 10:10
cyubaki3さんおはようございます
大魔神、小生もたまにTVで見ていましたが、インパクトがあったのは、やはり幼年期に叔母叔父に連れられて観に行った「ゴジラ」第1作でした。中学生高校生の叔母叔父には丁度良かったのかも知れないが、小生には少し早くて、恐怖心でいっぱいになってしまい、早く終わらないかと内心思っていた覚えがあります。特撮などを知らなかったので、実にリアルに目に写ったわけです。モノクロイルムも、恐怖心を煽るのを手伝ったように思います。今調べたら1954年、小生が6歳の時だと分かりました。
Commented by Abend at 2011-05-08 22:58 x
こんばんは。
御存知やも知れませんが、クラシックの模倣として凄いのが、1978年の東映映画「宇宙からのメッセージ」の音楽です。YouTubeで聴くことができます。投稿動画のタイトルは次のものです。
MESSAGE from SPACE(1978) - Finale (Theme of Emeraldas)
MESSAGE from SPACE(1978) - Brave Hero of Liabe

特に、後者には驚愕します。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-09 00:09
Abend さん
コメント及び紹介いただきまして、有難うございます。
この件、小生全く知りませんでした。
今日は時間がないので、明日にでも、紹介いただいたものをyoutubeで拝見し、改めて返信いたします。驚愕するほどとのことなので、さらに興味が増しています。

それではオヤスミなさい。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-09 09:24
これはすごい映画だったようですが、小生は全く知りませんでした。SF好きとしては失格です。
MESSAGE from SPACE(1978) - Finale (Theme of Emeraldas)は、誰だか思い出せませんが、イタリアンポップス
に同じようなメロディがあったように思います。またドヴォコンに似たところがありますね。
MESSAGE from SPACE(1978) - Brave Hero of Liabeこれは、すぐに分かりました。ショスタコ5番最終楽章を完全に模倣しています。ここまでやってしまうと、唖然として何も言えません。

過去から劇伴音楽の傾向としては、模倣が多くありましたが、どうしてなのか、不思議に思っていました。本業のついでだから手抜きなのか、時間がないから模倣になったのか、それら多くは引用やオマージュではなく、「模倣」「パクリ」ですから、始末が悪い。恥ずかしいとは思わないのだろうか。
「編曲」とすれば筋は通るだろう。
しかしどれも作曲誰々となっているのは、視聴者を小馬鹿にしているとしか思えない。
朝ドラ「てっぱん」のテーマ音楽周辺について、前にブログに書いたことがあります。http://sawyer.exblog.jp/12831292/

Commented by Abend at 2011-05-10 00:09 x
sawyer様
「宇宙からのメッセージ」は、封切前のテレビCMで帆船型宇宙帆船エメラリーダ号の幻想的な映像を見たのですが、流れていたメイン・タイトルを聴いて驚愕、そして立腹したのです。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第一楽章の主題のパクリではありませんか!

それから数年後、テレビで映画自体を見て、更に驚愕したのです。ショスタコーヴィチのsym5第4楽章は出てくるわ、サン=サーンスのsym3第3楽章は出てくるわで、それは凄まじいパクリのオン・パレードでした。
Commented by noanoa1970 at 2011-05-10 08:38
Abend さま
MESSAGE from SPACE(1978) - Finale (Theme of Emeraldas)、たしかにチャイコンですね。当時の社会では、このようなパクリ、問題にならなかったのでしょうか。これだけやるとは今の中国以上です。