不思議なLPレコード

d0063263_5423173.jpg
d0063263_5425248.jpg

写真は、先日取り上げたジュリーニとパールマンの、ブラームスVn協奏曲のレコードのセンター部分である。

A面B面という表記もあるが、ここでは1面および2面となっている。

70年代以降のLP愛好家は気が付きにくいかもしれないが、初期のころからのLPレコードを、よく御存じの方であれば、何かがおかしいと気が付くであろう。

2つのセンターをよく眺めると、1面にはブラームスの協奏曲の1楽章が収録されているが、2面にはインプロヴィゼーション:「ウエストミーツイースト」という表題の、ランパル、パールマン、ラヴィ・シャンカールなどが共演して録音した、ブラームスとはまったく違うものが記載されている。

LPも後期になると、かなり長時間の楽曲が収録されるようになって、廉価盤においてもドヴォルザークの新世界とブラームスの協奏曲が1枚に収まったものが出現したから、小生が初めてこのレコードを見た時にはてっきりそう思った。

しかし1面を全部聞いても、不思議なことに、ブラームスの協奏曲の1楽章と2楽章で溝がなくなってしまい、2面をかけると、3楽章が聴こえてきたのはよいが、それだけでこのレコードは終了となってしまった。

シャンカール、ランパルはどこに行ってしまったのか。

2面に記載された楽曲は一切聴こえないことから、どうやらこのレコードの2面のセンターレーベルは、貼り間違いで、チェックミスなのか、そのまま商品として出荷してしまったものであろうと分かった。

ミスが許せないという感情より、外国の作業員は、なんと大らかなのだろうと思ってしまうばかりで、廉価盤の、しかもバーゲンで購入したから、返品する気にもなれずそのまま置いてあるが、先日も書いたように、このレコードは音質が良くないので、これからも聴く機会は多くないだろう。

珍盤として価値があるかといえば、輸入盤ではそれに近いミスは、ままあるようだから、むしろ価値は下がるようだ。

個人的には初体験のレコードだし、マイナーな思い出もあるから、捨てないで置く。

[PR]

by noanoa1970 | 2011-03-11 06:14 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)