偶然のようで、恣意的だ、しかしチョット面白い

前回朝ドラで挿入された、ビートルズのWhite Albumに収録されている「good night」のことを書いた。

かつてリンゴスターが歌ったララバイは、ドラマの中では女性によってカヴァーされたものであった。

この女性が一体何者なのか、今日になって知りたくなり、先ほど調べてみると、意外なほどすぐに判明した。

小生はまったく知らなかったが、近年かなり有名になっているらしい歌い手で、名前を「アン・サリー」という。

アン・サリーのHPは、ここを参照

小生と同じ名古屋出身の歌い手で、現役の心臓内科医だそうだ、名古屋のラジオ番組や紅白にも出場したらしいが、あいにく小生はどちらとも縁がないので、知る機会がなかったのだろう。

「踊るドクター」ならぬ、「歌うドクター」である。

ディスコグラフィーを見ると、なるほどカヴァーが非常に多いのが特徴だ。

子供を持つ母親が歌う曲としても「good night」はピッタリで、どのようにアレンジしたか興味があって、youtubeで検索してみたのだが残念ながら、発見できなかった。

しかしそれ以外の彼女の唄はかなり沢山ありあって、いずれもが、ジョニ・ミッチェルのBoth SidesNowのように、メロディラインの美しいものばかりだ。

中に日本の唄もあって、蘇州夜曲、星影の小径も歌っている。
また、細野の「 3時の子守唄」・・・小生は西岡恭蔵が歌ったものが好きなのだが、こんな歌まで取り上げている。

細野、西岡、アンの聴き比べがあったので貼り付けておきます。


やはり彼女は、母親として「ララバイ」に魅力を感じるのだろう。

それで「good night」を取り上げたのは、当然だしよくわかる。
この曲は実に優しく、実にメロディラインがきれいな曲で、イギリスの伝統歌…古謡からヒントを得て作られたように、小生は思っている。

オーケストラをバックにしたリンゴ・スターが、少し鼻が掛かった特徴ある声で、暖かく渋く歌うこの曲が流れることは、white albumが終わってしまうということでもあった。

youtbeを見ていくと、以外にも以下のような曲をカヴァーしていたので驚いた。

学生時代によく聴いた、ニールヤングのAfter The Gold Rushに収録されている
「Only Love Can Break Your Heart」



素人っぽいが何故か心にしみる声の魅力があるから、ファンはかなり多いのだろう。

さて、朝ドラ挿入歌「good night」の歌い手が「アン・サリー」であることはすぐに分かったが、さらに面白いことを発見した。

「good night」が収録されているアルバムは、 Apple of her eye りんごの子守唄(赤盤)みんな、おやすみ・・・
10人の歌姫による「夢のビートルズ名曲ララバイカバー集」と銘打ったコンピレーションアルバムである。

赤盤青盤白盤と、すでに3つのアルバムが発売されている模様。
青盤はビートルズナンバーを10人の男性がカヴァーしたアルバム、青盤

赤盤、VACM-1270は、以下の曲を10人の女性ヴォーカリストがカヴァー。
小生が知っている人は全くいないが・・・・。

アン・サリー / イノトモ / 首里フジコ / chie /
中納良恵 / noon / 畠山美由紀 / 原田郁子 /
山田里香 / 湯川潮音

01 Here Comes The Sun
02 Across The Universe
03 Juria
04 Yesterday
05 I Will
06 Sun King
07 In My Life
08 Ask Me Why
09 Dear Prudence
10 Honey Pie
11 Because
12 I'll Follow The Sun
13 Good Night

いずれもがビートルズの名曲である・・・ビートルズの曲はすべてが名曲だから当たり前か。

さて、偶然か恣意的なのかはわからないのだが、このアルバムの中身を見ると、リンゴスターの 「Good Night」カヴァー が収録されたこのアルバムの邦名タイトルが、「りんごの子守唄」だ。

これは「リンゴ(スター)の子守唄」すなわち「Good Night 」と掛けているように思える。

そして「white album」と同じように、このアルバムの最終トラックに、「Good Night 」を持ってきて収録している。

さらに、Apple of her eye とする英文タイトルは、明らかにApplerecordを意識したものだ。

さらにさらに、赤盤青盤などの存在から見ると、相当激しいビートルズフリークがプロデュースしたものだということが推測可能だ。

小生はリンゴ・スターのソロアルバム、スタンダードナンバーを集めた、Sentimental Journey が好きで、今でもたまに聴くことがある。

これらの雰囲気からうかがえること、それはこのプロデューサーが、ビートルズはもちろん、中ではリンゴスターが特別お気に入りなのかもしれないということ。

ビートルズの使ったコードを、殆ど使用して安易に曲を作る、某元一角獣よりは、こういうカヴァーのほうが好感度が高く思うのは小生だけだろうか。

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by noanoa1970 | 2011-02-09 12:32 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)