極私的音楽発見・・・大物

大発見をした・・・と喜んだら、すでに指摘されていた。
しかし自身の耳での発見だから、それでも大満足だ。

しこうして、その発見とは。

大バッハの有名なロ短調ミサと、小生がこの上なく好む、ドヴォルザークのレクイエムとの類似。
ロ短調ミサの第3曲、すなわち2番目のKyrie eleisonの音型が、ドヴォルザークのレクイエムの冒頭そして随所に出現するモチーフに類似しているのに気がついた。

とても無気味に聞こえる「ファ、ソ♭、ミ、ファ」という、ドヴォルザークがレクイエムのKyrie eleisonで使用した音型は、バッハのロ短調ミサからの引用ではないか。

もう何度も聴いてきたドヴォルザークを、昨夜聴いていた時、そう想い確認のため両曲を聴いてみた結果、引用であることを確信した次第。

大曲からの引用をモチーフとした大曲。
ドヴォルザークがバッハの引用をしたという、確信に近い指摘大発見とばかり喜び勇んで、バッハの影響とドヴォルザークの関係を調べようとしたが、何もヒントがない。

その代わりに、ウイキペディアに小生が発見したものと同じような記述があり、やはり大物同士だから、このことに気がついた先人のどなたかが記述したと見うけられる。

したがって、オリジナルの私的大発見という分けにはいかぬが、音楽のリスニングからの自身による発見に可なりの満足を味わっているところ。

しかし、バッハとドヴォルザークの影響関係は謎のままだ。
推理としては「対位法」を学ぶ意図があって、バッハを研究した折、大先輩のバッハを尊崇の念で、同じKyrie eleisonに引用したのではないだろうか。

ドヴォルザークはワーグナーそしてブラームスから多大な影響を受けたといわれるが、それはあくまでも好敵手としての範疇で、実はバッハから、もっとも多大な影響をうけたに違いない・・そう思ってしまうほど衝撃的な引用である。

モチーフとして何度も再現させていることが、その証ではないだろうか。
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by noanoa1970 | 2010-11-14 17:06 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)

Commented by こぶちゃん at 2010-11-21 20:05 x
ご無沙汰してます。
確かにドボルザークとバッハの関係は良くわからないですね。
バッハはマタイ受難曲をメンデルスゾーンが再演する1829年までは死後、忘れられた過去の大家としての位置付けでしたが、この再演以降は忘れてはいけない大作曲家になったのでしょうね。
ロ短調ミサは、過去の作品をカソリックのミサ形式に編集し直したものという認識で、生前は全体演奏はされなかった。
ただ、素晴らしい作品ですから私も10セットくらい聴いてます(笑)。
Commented by noanoa1970 at 2010-11-23 16:59
こぶちゃんさん
こんにちは
小生は未確認ですが、一説によると、ドヴォのスターバト・マーテルには、バッハのマタイからの引用があるらしいとのことです。それが事実とすれば、ドヴォはかなりバッハを研究したと思われます。しかしバッハ以後の作曲家のほとんどは、バッハからさまざまな影響を受けたと言っても過言ではないのでしょうね。