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ドンピシャ

最近TVCMで流れる曲。

「車はあくまでも、快適に暮らす道具」
「車に乗らないと、いけないわけではないぜイェーツ」

一体だれが歌っているのか、覚えやすいメロディラインに、快適なスタンダードロック風リズム。

最初は車に乗った女の子が、カーラジオから流れる曲に合わせて、運転中に唄っていたが、ごく最近は…たぶんオリジナルとおもうが、男性のバンドガ唄っているものが、かつてよりも長く流れるようになった。

そうするうちにどういうわけだろか、この歌が小生の壺にはまるようになってきて、気になりはじめ、唄い手を推理するが、たった1つを除き、とんと推理は進まなかった。

遠い昔何処かで聴いていた曲になんとなく似ている。

あれはビートルズ。

ビートルズのエキスをうまいこと使って曲を作るのは、あの男しかいない。

小生は彼自信の曲を聴いているわけではないのだが、彼を知ることとなった、「パフィー」のプロデュースでも、ビートルズ風の曲に終始していたし、井上陽水との「ありがとう」では60年代ポップスのエキスを巧みに取り入れた曲になっていた感がある。

要するに、珍しくも、我々団塊の世代にも受け入れられやすい楽曲を提供する、ミュージシャンだということにほかならない。

・・・・多分「奥田民生」ではないだろうかと、当たりをつけ、先ほどネットで調べてみると、予想はドンピシャ。

おまけに、曲名までもが、ビートルズ「And I Love her 」をもじった「And I Love Car 」というからまいってしまい、おもわず笑ってしまった。

TVCMで流れる歌中で唯一分からなかった歌詞が、こんなにも愛してるよ、And I Love Car
一体何を言っているのか、日本語だと思っていたから、何度聞く機会があっても、さっぱりわからなかったが、この部分だけ英語だったことが判明。

そしてそれが楽曲のタイトルであったとは・・・

そして、車の損保CMであることすら覚えていなかったが、曲は耳に残っているから、なんとも不思議だ。

しかし、この歌詞の謎がわかった今、そしておまけに作者の推理がドンピシャで当った今、この楽曲の興味が途端に萎えてきてしまったのは、何だか淋しい気もする。

余談だが、奥田民生の作曲方法、おもにビートルズのリズムや和声、60年代アメリカンポップスのエキスをコンピューターに入力し、それを組み合わせて楽曲にしているように思ってしまうが、どうなんだろう。

そうはいいながら、楽曲から作者が推理できるということは、裏を返せばそれも「個性」と云えるのかも。

by noanoa1970 | 2010-09-28 11:55 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)