本当にブラームスはソドレミがお好き

ブラームスが「ソドレミ」音型を好きであったことは、先のブログにも書いた。

もちろん仮説でしかないのだが、その検証的意味もあって、ほかに使われている曲を探してみると、室内楽の中に興味深いものがあることを発見した。

まずは
ピアノトリオ第1番第一楽章冒頭のピアノパート
あるいは37秒からのチェロパート。


弦楽6重奏1番の2楽章。
これはかなり有名なメロディであるが、ブラームスは「ソドレミ」を少し加工して使用している。
この音型を短調にすると、「ソ・ド・レ♭・ミ♭・レ♭・・・」
これもまさにソドレミ音型だ。
以下の冒頭がそうだ。


そして…これはyoutubeにはないので、興味ある方はここhttp://freeclassicmusicmp3.blog23.fc2.com/blog-entry-548.htmlからDLするとホルントリオが聞ける。
ブラームスのホルントリオ第4楽章の冒頭が「ソドドドレミミ ソ・・・・」典型的な「ソドレミ」音型である。

調性を変化させ、順序の入れ替えもしているが、いかにブラームスが「ソドレミ」好きだったかがよくわかる。

ブラームスとお互いに影響を及ぼしあった、ドヴォルザークの「バイオリンとピアノのためのソナチネト長調OP1004楽章の冒頭も「ミレドソ」

シューベルトは、ピアノトリオ1番、3楽章で「ミレドソ」音型を繰り返し使用している。



ブラームスではないが、Rシュトラウスの「ティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」での冒頭、ホルンの個所が「ソドレ♭ミ♭」音型。


ここで大胆な仮説だが、「ソドレミ」音型は、国内では数々の文部省唱歌、つまりスコットランドやアイルランドの民謡にも似たメロディラインで使用されるし、これだけ、とりわけロマン派のブラームス・・・彼は多くの国の民謡を題材にして作曲もしているから、どうやらこの「音型」の発症は民謡に、しかもケルトの匂いがする。

そして4・7抜きやペンタトニックといった旋法的な香りもするのである。
沖縄民謡にも「ソドドドレドレミソ・・・「島育ち」
「島のブルース」も「ソドレミ」音型だ。


そんな風に推論すると、「ソドレミ」音型と、各国・・・特にケルト系、そして4.7抜き系民謡の関係性が強いように思う。

妄想的仮説であるが、さらに追及してみたい。

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by noanoa1970 | 2010-03-16 11:52 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)