浅川マキを偲んで

今外出先から帰ってきたところ。

外出中に浅川マキを偲んで何を聴こうかと考えたが、やはり「紀伊国屋ライブ」にした。

浅川マキの声が、そしてシャベリが収録されているし、録音はライブにも関わらずすこぶる良い。
長い間小生のオーディオ装置チェックのリファーレンス音盤でもあった。

拍手の音と観客数、そしてホールの大きさが、いかにリアル伝わってくるか。
浅川マキの声のトーンの変化が聴き取れるか。
途中で転がる飲み物の壜が、コーラ壜の転がる音に聞こえるか。
生ギターのPPPからFFまでが、きちんとPAの歪と残響をも伴って聞こえるか。

新しいオーディオ製品を、追加変更したときには、必ずこのアルバムでチェックし、調整してきた。

かつてはそんなことが、このアルバムの興味の1つであったが、すでにそういう興味の対象は過ぎさて、ここしばらくは、純粋に浅川マキを聴くための存在となっている。
「灯ともし頃」と同様彼女のアルバムの中では最も好きな音盤だ。

アルバムについては、かつての記事「浅川マキ1972」を参照ください。


彼女の意思もあって、CD化された音盤は少ないが、この機会に全てのアルバムをCD化して、もっと多くの人に聞いていただきたいものだ。

しかし彼女は、「誰でも彼でも」などということは、決して本意ではないだろうが。
一部の音源とライブだけの存在で、永遠に終わらせるのは、大いなる(アンダーグラウンド・・・アングラではない)文化的損出だと小生は思う。

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by noanoa1970 | 2010-01-18 20:44 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)