R・シュトラウスとブルッフ

両者を特に好んで聴いているというわけではないが、「アルプス交響曲」を聴いていたら、この曲いつもボンヤリ聴いていたのか、今まで気がつかなかったのだが、「ソソミー、ソソレー、ソソドー」というフレーズがあるのを発見し、それがあのブルッフのバイオリン協奏曲の主題と似て・・・いや、全く同じだということを発見した。

シュトラウスは、引用上手で、ベートーヴェンの3番の交響曲の2楽章葬送行進曲を、こっそりと、わかりにくく変容させて、メタモルフォーゼンの中で使用したかと思うと、イタリアの中ではフニクリフニクラ・・・当時はコマーシャルソングであったらしいが、それをイタリア民謡と錯覚して、自分の楽曲にそのままベタな形で引用したりもする。

だからシュトラウスがブルッフの主題をソックリと引用したのには、何の不思議もないが、それにしても、何か変化球的仕上げをすれば・・・などと思う次第。

ブルッフはドイツ人としては珍しい部類のメロディメーカーでもあるし、一説ではユダヤ人の血をひく人だともいわれるから、そういう意味では、ユダヤ人の、息子の嫁を持つ身として、何か共通項を見抱いていたのかもしれないし、ブルッフのメロディを引用したのは、メロディにはあまり強くないシュトラウスだったから、引用はしたがその変化発展の仕方で勝負したのかもしれない。

いろいろ当たったが、シュトラウスとブルッフの相関関係は、ついぞ見出せなかった。

これは偶然ではなく、やはり意識的な引用であることは、多分間違いないと思う。

ドイツ人とは思えないメロディラインの持ち主、そしてスコットランドやユダヤ音楽への取材取り組み、そして何よりもその音楽から小生は、ユダヤの血を感じてしまうが、事実はいかに。

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by noanoa1970 | 2009-10-03 12:15 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)