Sunny Side

このところ雨降りが続いている。
今日も雨。

こんな朝は、愛犬シバの散歩も、早めに切り上げたくなる。

秋の凛とした空気の、スッキリと晴れた、明るい日差しが待ちどおしい。

最近ビール会社のCMで使われる音楽で、「On the Sunny Side of the Street」:「明るい表通りで」と付けられた邦題で有名な、JAZZのスタンダードナンバーが流れている。

調べてみると、歌っている人はCameron Strotherとのこと。
どういう経歴の人かは分からないが、小生にはこの曲にあまり相応しい歌い方とは思えないところがあるものの、あまりにも多く流れるから、今や耳ダコになって違和感を感じなくなってきてしまっている状態だ。

デキシーランドJAZZ風に演奏されたものか、やはり往年の演奏家たちの者を好むところ。

面白いのは、sonnyがsunnyを演奏しているという、粋なアルバムで、sonnyの巨匠、スティトとロリンズの演奏である。
Personnel は以下の通り
ガレスピーのヴォーカルもあって、ご機嫌なアルバムだ。
Dizzy Gillespie (Tp & Vo), Sonny Rollins (Ts), Sonny Stitt (Ts), Ray Bryant (P), Tommy Bryant (B), Charli Persip (Dr)

この曲は1930年代・・・つまりアメリカ大恐慌のさなかに作られた。
しかし、この曲はその暗い社会情勢に負けないで、気持ちはいつも前向きに行こうぜ!
そんな弱境の時こそ、明るく勇気を持とうぜ!

そんな人々への応援歌でもあるようだ。
作者は
Words by Dorothy Fields/ Music by Jimmy McHugh (1930年)
ミュージカル「インターナショナル・レビュー」の中の曲だそうで、作詞は女性だ。
作曲のJimmy McHugh :ジミーマクフューは、I Can't Give You Anything but Love, Baby でを作曲した、多分名前からすると、スコティッシュかアイリッシュの移民が先祖であるだろうと思われる。

サニーサイドといって、他に小生が思い浮かぶのは、friedegg:そう日本では目玉焼きと呼ばれる卵料理。

むかし小生はホテルのメインダイニングに従事していたから、宿泊客の朝食を作る仕事があった。
イギリスやアメリカの宿泊客は、目玉焼きを注文するときに、フライドエッグ、サニーサイドアップでという。

サニーサイドアップとは、その名が示す通り、気味が太陽のように光り輝いている焼き方で、だから片面焼きに、しかも黄身はツヤツヤと黄色に仕上げなくてはならない。

仕上がり状態で、気味が真っ黄色のものと、うすくしろっぽい皮をかぶるものとに分かれるが、どちらでもよいという人と、真っ黄色でなければならないという人がいて、プライパンとオーブンを使って仕上げるやり方では、前者が圧倒的だから、黄身を真っ黄色に仕上げるのにはかなり苦労した覚えがある。

小生は薄く白っぽい皮をかぶっているほうが、より美味しそうで好みであった。

海外の宿泊客は、時々ターンオーバーという注文をし、しかも焼き加減を、オーバーイージー・・・つまり、両面焼きの黄身がレアという、これはかなり難しい技が必要な注文をすることが多かった。
これは、素晴らしいオムレツを平気で巻けるプロのコックでも、失敗する事がある厄介者だった。

余談だが、ホテルのメインダイニングの料理人の野球チームの名前は、「fried eggs」といった。
これはホテルの顔ともいうべき、メインダイニングルームで提供する料理を作るコックのティームだということの証明のようなものでもあった。

ホテル付属のレストランでは、外部からの自由な客を相手に料理を作るが、メインダイニングではVIP宿泊客を相手に作ることもあって、とりわけ気を使うところでもあった。

自慢と聞こえてしまうが、小生はかつて、今の天皇皇后(当時は皇太子と皇太子妃)に、朝食を提供したことがある。

サニーサイドから、思わぬ発展をしたが、1960年代の終わり「sunny」というポピュラーR&Bが流行し、小生はこのEP番を購入したことがあった。
ボビー・ヘブという一発屋に近い歌手歌だったが、妙に馴染んだのだった。

toutubeで見つけたので・・・転調し上昇していくところ、ベーズのリズムが特徴的だが、非常に単純なメロディで、すぐに耳に入ってくる音楽だ。メリージェンは、この曲に影響を受けたのかも。


スニーへの愛を歌った曲で、AtoZとか10feetTallとか、かなり誇張した表現が随所にみられるが、それほどサニーを愛しているということなのでしょう。

驚くべきことは、サニーは、ボビーヘブの亡くした兄のことだそうで、今の今まで小生は、サニーは「愛する女性」の名前だと思い込んでいた。

しかしやはり、サニーは女性のほうがいい。
この事実、知らなければよかったな。

情報は多いほどよいというが、中には知らない情報があっても、それは結果良いということになるのかもしれないと、思うことしきり。



 

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by noanoa1970 | 2009-10-02 11:02 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)