慣れと鮮度・・・チョットお休み

このところ1週間ほど、SP覆刻盤ばかり聴いてきた。
ステレオ盤に代表される新しい録音は一切聴いてない。

どうやらわが耳は、すっかり古い・・・1930年代から40年代の音に慣れてしまったようだ。
最初は少し苦痛であったが、今では楽しんで、そして興味を持って聴くことができるようになってしまった。

雑音も、盤越しの針のスクラッチノイズも、全く気にならない。
気にならないどころか、古めかしい音が、今では相当好きになって来もした。

10年ほど前に、蓄音器を入手しようと思い立ち、アレコレ調査したことがあった。
その時Victrolaの「グレデンザ」を発見したが
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(画像はKAYO-NET さんからの借りものです)、高級軽自動車1台分の値段と、メンテナンス、ソフトなど諸問題のためあえなく断念したが、あの時思い切って入手しておけばよかったと悔やむころしきり。

覆刻CDで我慢・・・いや結構よく復刻されているのではないかと思うので、我慢することにした。

しかしいつまでもSP覆刻CDばかり聴いているわけにいかないので、本日は、久しぶりにペーターマーク指揮で「田園」を聴くことにした。

小生は以前からこの演奏を表し、「ターナーの水彩画」のよう・・・と言ってきた。
本日聴いても、その新鮮さ、瑞々しさの感じは、依然と変化はない。

しかし、SP覆刻ばかり聴き続け、耳が慣れてしまいつつあった小生には、新たな発見が多くあった。

演奏評はここでは述べないが、この演奏録音、ライブ録音では最優秀といってもいいだろう。
実は最後の拍手まで、小生、この演奏が「ライブ」であるということを忘れていたほどであった。

「田園交響曲」には、名演とされるものが少なくないが、滅多にその中に入いることが無いペーター・マークだが、小生は高く評価している。

いつも聴いている、比較的新しい録音のCDが、これほどまでに美しい音で聴けるのも、SP復刻盤のおかげだ。

温故知新探放もそういう意味では付加価値が高い。
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by noanoa1970 | 2009-07-22 17:56 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)